"絆" KIZUNA プロジェクト

イスラエル、日本、パレスチナの青少年が、人と自然との調和や共生の精神を受け継ぐ里山の暮らしや伝統文化にふれる体験を共有することで、互いを理解し、絆を築くとともに、持続可能な社会をつくるために何ができるのかを一緒に考える場を提供しています。

 里山での2週間、自然にふれ、畑仕事、そばうち、草履作りなどの暮らしの知恵や技を村の人から教わったり、村の環境保護や地域の課題への取り組みを学んだりすることを通して、持続可能な社会、地域のあり方を一緒に考えます。共に生活する体験を通して、コミュニケーションの仕方を学び、相手を尊重し、理解する力を育みます。異なる暮らし、文化、伝統の中に共通性を見出し、同じ時代に生きる若者として、一緒に将来の社会を見据えます。そして、学んだことを活かすための行動計画を作り、それぞれの地域で実践しています。地域での活動や環境の取り組みに関する情報などを共有しあい、プログラム後もコミュニケーションが続いています。

 2004年から2015年に、三地域から合計154名が参加し 、三地域の世代を越えた若者のネットワークが築かれています。また、関わった日本の青少年が、イスラエル、パレスチナの参加者を訪ねて交流を深めています。

 このプログラムは、日本の大学生のボランティアが企画・運営の主体です。体験活動や合宿生活をサポートする経験を通して様々なスキルを身につけると共に、参加者と一緒に地域と世界を見つめ、”グローカル”な視点で活躍する若者が育っています。

 ※2007年からは、参加者を女子としています。

1.目的

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・イスラエル、日本、パレスチナの青少年が、日本の里山での自然、文化、伝統体験を共有することで、持続な可能な社会、持続可能な平和な社会の担い手を育成する。

・対話によって相互理解を深め、信頼を育む。

・グローバルな視点をもちながら、自分の地域で、地域や世界をよりよくするために貢献し、平和の文化(Culture of Peace)を築くために主体的に行動する人のネットワークを作る。

2.背景

現在のイスラエル、パレスチナ地域では、お互いの行き来が制限され、特に子どもたちの世代は、反対側で暮らす人に会う機会がありません。イスラエル人にとってのパレスチナ人はテロリスト、パレスチナ人にとってのイスラエル人は兵士か入植者というイメージしかありません。

このため、この地域の将来の担い手となる若い世代が会い、個人と個人として会い、相手を知る場が必要とされています。

3.プロジェクトの目的

<日本の里山での体験の学びを自分達の地域の将来につなげる>

イスラエル、日本、パレスチナの青少年が日本の里山を舞台に、その土地の文化・伝統・自然体験を共有することで、自らの地域社会のあり方、平和な社会を作るために何ができるのかを考えます。


<対話の大切さを認識する>

参加者が対話を重ねることで、違いを認め合い、多様な価値観を尊重しあうことの大切さに気づきます。


<共同生活の体験>

様々な役割を分担しながら協力して共同生活を成り立たせることで、共に暮らす体験をします。

4.日本を「フィールド(場)」にする意義

<日本の里山の価値観を学びにつなげる>

日本で育まれてきた里山が提示する価値観(自然との共存、調和、尊重)が、イスラエル、パレスチナの青少年が平和、共生社会のあり方を考えるための学びを提供します。

<日本人として世界の橋渡しになる場>

プログラムに関わる日本の青少年が自分の文化、アイデンティティを再発見、再認識する機会にもなっています。また、将来、世界との橋渡しができるBridge Makerの育成につながります。

5. "絆" KIZUNAプロジェクトのテーマ:SATYOYAMA for Peace

自然と人、人と人との共存によって成り立ってきた里山は、人々の暮らし、文化、伝統を育み、世代を越えて受け継がれる価値を提示してくれる場です。

その場に集う三地域の若者たちは、里山での体験を共有することで、共に将来の社会のあり方を考え、よりよい未来に向かって前向きに一緒に一歩を踏み出すきっかけを得ることができます。

「SATOYAMA for Peace」は、日本の里山から発信する実践的な平和構築のモデルとして、持続可能な平和の実現の可能性を探るコンセプトです。

6.設定するテーマ


KIZUNA(絆)による、持続可能な社会と持続可能な平和の実現


本プロジェクト名は、2007年のプログラムの日本の参加者たちが、プログラムのテーマを「"絆" KIZUNA」と、したことに由来します。


2016年のプロジェクト報告はこちら 「"絆" KIZUNA プロジェクト2016」

2015年のプロジェクト報告はこちら 「"絆" KIZUNA プロジェクト2015」

2014年のプロジェクト報告はこちら 「"絆" KIZUNA プロジェクト2014」

2013年のプロジェクト報告はこちら 「"絆" KIZUNA プロジェクト2013」

2012年のプロジェクト報告はこちら 「"絆" KIZUNA プロジェクト2012」

2011年のプロジェクト報告はこちら 「"絆" KIZUNA プロジェクト2011」

2010年のプロジェクト報告はこちら 「"絆" KIZUNA プロジェクト2010」

2009年のプロジェクト報告はこちら 「"絆" KIZUNA プロジェクト2009」

"絆" KIZUNA プロジェクトの活動実績


2004年度
    3地域から計28名が参加
    期 間 : 8月18日~28日   於 : 東京都内、宮城県仙台・名取市

2005年度
    3地域から6人ずつ計18名が参加
    期 間 : 8月 8日~18日   於 : 東京都内、新潟県南魚沼市

2007年度
    3地域から4人ずつ計12名が参加
    期 間 : 8月 5日~18日   於 : 東京都内、山梨県小菅村

2008年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から5人計13名が参加
    期 間 : 8月 4日~15日   於 : 東京都内、山梨県北杜市、小菅村

2009年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から4人計12名が参加
    期 間 : 8月 9日~21日   於 : 東京都内、山梨県北杜市、小菅村

2010年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から4人計12名が参加
    期 間 : 8月 8日~20日   於 : 東京都内、山梨県北杜市、小菅村
2011年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から4人計12名が参加
    期 間 : 8月 7日~20日   於 : 東京都内、山梨県北杜市、小菅村

2012年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から4人計12名が参加
    期 間 : 8月 7日~20日   於 : 東京都内、山梨県北杜市、小菅村

2013年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から4人計12名が参加
    期 間 : 8月 7日~20日   於 : 東京都内、山梨県北杜市、小菅村

2014年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から4人計12名が参加
    期 間 : 8月 8日~21日   於 : 東京都内、神奈川県横浜市、小菅村

2015年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から4人計12名が参加
    期 間 : 8月 9日~23日   於 : 東京都内、山梨県北杜市、小菅村

2016年度
    イスラエル、パレスチナから各4人、日本から4人計12名が参加
    期 間 : 8月 9日~23日   於 : 東京都内、山梨県北杜市、小菅村